気になるあなたのジムの衛生状態は?
病気になってしまうことを心配している方が次に考えるのは、自分が長い時間を過ごしているジムのことかもしれませんね。多くの人が機器の表面を触ったり、汗をかいたり、声を出したりしている場所で、エクササイズ中の感染を防ぐことは可能なのでしょうか?今回は、ジムの実際の衛生状態と、健康維持のためにできることを詳しく調べてみました。
ジムの機器を拭いていますか?
4,000人を超えるジム利用者を対象とした最近の調査によると、約半数の方は機器を使い終わった後に拭いていないということです。そして、おそらくほとんどの方が抗菌剤を使っていないのではないかと思われます。そうです、自分の汗まみれのタオルを使ったところで、残っている細菌やウイルスを魔法のように拭き取ることはできません。もしジムに抗菌剤が置かれていないのなら、抗菌シートや抗菌スプレーを持っていってください。使い終わった後の機器を清潔に保つのには、この方法が一番です。使う前にも拭くようにすると、さらに良いですね。
どんなリスクが潜んでいるのか?
まず第一に、微生物は暖かく湿った環境で繁殖します。これはお馴染みの情報ですね。2019年のある研究では、ブドウ球菌、特にMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。抗生物質に対する耐性がある)が、トイレの取っ手よりも、メディシンボールやトレッドミルのハンドルの表面で多く検出されました1 。これってかなりショッキングですよね。
細菌はウイルスとは全く異なるものですが、ウイルスと同様に、複数の人が同じ物の表面に触れてから自分の顔に触ったり、あるいは咳やくしゃみの飛沫によって感染していきます。
ジム断ちを誓う必要はありません
とはいえ、悪いニュースばかりでもありません。別の研究では、ジム機器の表面に付着している一般的な風邪のウイルスについて調査がなされています。それによると、表面の約3分の2にウイルスの付着が認められたものの、湿度50%の環境(ジムと同様の環境)で数分のうちに消え始めたそうです。つまり、このようなタイプのウイルスに感染する可能性はかなり低いということです2。
また、通常、私たちは常に微生物と隣り合わせでいながらも、ほとんど健康に悪影響を受けずに共存できていることは覚えておいてよいでしょう。微生物に接触したからといって、絶対に病気になるわけではないのです。ただ、ジムの機器を常に清潔にしておくことが病気を防ぐのに役立つことは、言うまでもありません。
まとめ
トレーニーが今からすぐできること。それは、体調がよくないなと感じたら、数日ジムをお休みして、ジム仲間の健康も守るという、とてもシンプルなことです。どこへ行っても病気にかかることを完全に防ぐことはできませんが、ジム機器を使う前と後に拭いたり、手を洗ったりすることで、簡単に感染症の拡大リスクを減らすことができます。今日から取り入れましょう。
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エヴァンジェリン(Evangeline)はVeganuaryを通じて最近ビーガンに転向。ノッティンガム大学の英語とフランス語の学位を保有しています。最近では、肉と乳製品を食べるのを止め、植物由来の食事を美味しく食べる方法や新しい味を見つけて楽しんでいます。豆腐の万能さに衝撃を受けたのですが、チーズの代わりになるものはまだ見つけられていないようです。
プライベートでは、ランニングやセーリングを楽しんでいます。RYAのディンギーインストラクター、マラソンランナーとして、適切な栄養素を体に与えることが、持久系のスポーツだけでなく、忙しい日々でも重要であると身をもって理解しています。
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