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デッドリフトに関する10の間違い|腰痛の原因

デッドリフトは、ジムでやるエクササイズの中でもフィットネスの王として知られています。全身とポステリオール筋肉群(体の後ろ側にある筋肉)が鍛えられますが、あまり重要視されないような部位でもあります。

しかしながら、あなたは何度デッドリフトをしたあとに、腰のあたりに手を当てて体を反らせたことがありますか?その時にうめき声やため息が出てきませんか。実はそれは正常な状態ではないのです。

デッドリフトは背中に大きなストレスを与えます。デッドリフトにより腰に疲労が溜まりますが、ハムストリングやお尻の筋肉、広背筋、脊柱起立筋にも同様です。もし腰だけが痛むのであれば、この記事はその痛みを解決するヒントになります。

では、デッドリフトの正しいフォームやコツをこれから学んで行きましょう。

1. 重すぎるウエイト

これは腰痛を引き起こす大きな一因といえるでしょう。重すぎるウェイトは、安全にウェイトを扱うことができません。

周りの人たちの前で見栄を張って、ウエイトをいくつも重ねるのは簡単かもしれません。しかし実際は、間違ったフォームでウエイトを持ち上げて背中を突き出すのはとてもおかしく見えてしまいます。

まずは7回なんの問題もなくできる程度のウエイトを選び、そこで5回やってみましょう。1セット5回として、5セット行ってください。次の週には、片方ずつ1.25kgを足してください。そして同じセット数行ってください。これは斬新的な方法で、徐々に負荷を増やしていく方法です。痛みをまた感じ始めたら、5kg減らし、数週間その重さで正しいフォームで行ってください。

2. 床からバーをグイッと引っ張る

ノリのいい音楽とともに気分が高まり、バーを掴み、一呼吸をしてから引っ張る!…確かにこのやり方ではリフトに対する心構えができるかもしれませんが、一方ではそれは正しいフォームを忘れてしまいがちになってしまいます。立ち位置に構え、しっかりと体幹を意識し、脚で床を押してください。バーはスムーズに床から持ち上がり、正しいフォームを維持することができます。

3. バーとの距離

前述と同様、気分の高まりとともにバーを掴み、脚を伸ばし、スタートの位置までしゃがむ人がいるかもしれません。ですが、この行為はバーがすねにあたり、前方にいってしまう恐れがあります。バーが前方に行くと、ウエイトが体の中心部から程遠いところにかかってしまい、これではバーを持ち上げるのがさらに難しくなってしまいます。

10kgのダンベルをもって肘をまっすぐ伸ばしたままサイドレイズをやってみると、イメージがつきやすいと思います。次に肘を90度に曲げて肘をあげてみてください。この方が簡単であると気づくでしょう。ウエイトが体の中心部にあればあるほど、持ち上げることは簡単です。

4. コアを支えるために正しく呼吸をする

胸に息を吸い込む時、背骨を支える内圧と横隔膜をコントロールするのを忘れがちになってしまいます。呼吸を正しくすることは、コアをしっかり支えるのと、正しくデッドリフトを行うのにとてもいい1つの方法です。

このコツの練習をするにあたり、横隔膜を使って呼吸をすることを意識してみてください。人差し指でお腹を押してください。この時、痛くなるまで押さずに適度な深さまで押してください。次に息を吸う時に、押した人差し指を押し返すようなイメージで吸ってください。最後に腹筋をしっかり支えるようなイメージで。これが横隔膜コントロール方法です。この方法により、内圧で脊椎を支え、曲がってしまうのを防いでくれます。

5. バーを掴んだ時の不均等な手の幅

バーを掴む時、両足と手のひらがまっすぐ同じ位置にくるよう意識してください。バーにあるローレット加工のを使って、手の幅が均等になるようにするのもいいでしょう。

手の幅が不均等だと、片方にだけ重心がいってしまい、持ち上げることすら難しくなってしまい、腰痛の原因にもなります。もしも極端に広い、または狭い幅で持ち上げている人がいれば、手が必ず肩の下に来るようにしてください。

6. 可動域が狭い

デッドリフトをしている時、怖がって丸まっている猫のように猫背になってしまっている場合、どんなに正しい握り方や脚の使い方をしていたとしても、 胸椎の可動域を広げてみた方がいいでしょう。胸椎とは、肩から背中の中心部当たりまで続く骨の部位です。

広背筋、菱形筋、脊柱起立筋などの背中の筋肉の可動域が狭く、スタート時のフォームで背中をまっすぐすることができない場合、ウエイトは腰部分に行き、腰痛や怪我の原因になります。

7. セットを急いでしまう

デッドリフトには「タッチアンドゴータイプ」と「完全停止タイプ」の、主に2種類あります。

タッチアンドゴータイプとは、デッドリフトをやる時、ウエイトを床に降ろし、そのあと止まることなくすぐに持ち上げるタイプのことを言います。これは筋肉に絶え間ない緊張を与えるのにはいい方法ですが、セットを急いで終わらせてしまいデッドリフトの大事なテクニックを忘れがちになってしまいます。

1回ごとに完全停止をするのは、フォームを正しく見直せる時間を作ることができるので、毎回正しいフォームで行うことがきます。安全に持ち上げられるだけではなく、毎回最大限の力を使うことができます。

8. 体質に合わない、間違ったデッドリフトをする

もしデッドリフトに手こずっていたり、腰痛になってしまう場合、あなたの体質にあっていないものをやっている可能性があります。

では、どのタイプのデッドリフトをやるべきなのか?

バーベル デッドリフト

バーベルデッドリフトは、ジムで行われるエクササイズの中で最も人気のあるものです。ほとんどの人にとって、バーベルデッドリフトは安全に、そして痛みもほとんどなくできますが、正しいテクニックを取得しなければなりません。

スモウ デットリフト

従来のデッドリフトをやって腰を痛めた方は、スモウ デッドリフトをやってみることをおすすめします。短めの脚の方は、クリーンアンドジャークのようなスタートのフォームに近づけることができるでしょう。

スモウ デッドリフトは、バーを掴む時に膝を曲げる必要があまりないひと、すなわち脚よりも腕の方が長い人に向いています。

足幅を広く取り、バーを掴む位置は太ももの内側らへんを意識してみてください。このフォームは、ヒップをとても安定的にすることができ、ハムストリングスやお尻の筋肉などのポステリオール筋肉群を活用することができます。

ヘックスバー デッドリフト

高身長の方でベーシックなデッドリフトをやり腰を痛めた方には、ヘックスバーデッドリフトをするのがいいでしょう。

ヘックスバーを使うことで腕を体側に近づけたままにすることができ、腰に負担があまりかかることなく体の中心に重心を保つことができます。

9. デッドリフトをやりやすくするために、ラックプルをする

デッドリフトの上半分をやりやすくするため、ヘビーなラックプルをワークアウトの一環として取り入れる人がたまにいます。デッドリフトに失敗する理由の10個のうち9個は、強さが原因ではなく、テクニックによるものです。

脚で全力で体を支え、腰までは一切動かないのですが、ヘビーなラックプルを追加し、正しいテクニックを習得していなければ、悪い癖が助長されていってしまうだけです。

10. 正しいフォームを取得できるくらいの頻度でない

スクワットのように、デッドリフトを正しく習得するには、ただ強くなっていくだけでなく、動きやテクニックを効率的に習得することです。週1回に2〜4セットをするだけでは習得しづらくなるでしょう。継続は力なりです。

まとめ

デッドリフトは腰痛や怪我に気をつけなければならない、恐怖のリフトと捉えてしまいがちですが、このガイドを活用すればより安全にエクササイズをしながら、筋肉量を増やすことができるでしょう。

秘訣は正しいフォームとテクニックで行い、一貫して安全に取り組むことで、あなたが望む結果を得られるでしょう。

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Lewis Kirk

Lewis Kirk

レベル3の資格を持つパーソナルトレーナー

ルイス・カークはマイプロテインの編集者であり、レベル3の資格を持つパーソナルトレーナーです。フィジカルコーチとしての知識を活用しながら、日々の仕事に奮闘している男女にバーベルでのトレーニングがもたらす効果を伝えています。

フィットネスジムのピュアジム(PureGym)において減量コースを成功させてきた実績があり、カロリー管理と食生活の知識を使い、参加者がゴールに到達する手助けをしています。

また、Myprotein App(UK)のワークアウト編集者の一人でもあり、みなさんが試してみたくなるような刺激的でやりがいのある新しいワークアウトを作っています。

余暇の時間には、ボディビルディングとパワーリフティングの練習法をうまくミックスさせながらトレーニングをしたり、初めての場所や初めての刺激的な食べ物を楽しんだりしています。