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ダイエットに嬉しい減量サプリ | ファットバインダーに含まれるキチンやキトサンの効果は?

今年こそは、蓄えてしまった体重を減らすことを目標にしている人が少なからずいることでしょう。また、日常的に脂質が多い食生活を送っている方は、余分な脂質の吸収を抑える方法を探しているかもしれません。

今回紹介するファットバインダーは、そんな脂肪に関するお悩みの助けになるかもしれません。この記事では海外で人気のファットバインダーが脂肪削減を促進する上でどのような効果や効能があるのかについて解説します。

ファットバインダーとは何か?

まず重要なことは、ファットバインダーはファットバーナーと同じではないことです。ファットバーナーは、体内に吸収され蓄積された脂肪の燃焼に使用されます。代わりに、ファットバインダーは体の消化管に働きます。

食物の栄養素は、消化管に沿って吸収され、体が必要とする量に応じて利用するために体に取り込まれます。ファットバインダーは本質的に脂肪の吸収を防ぐことを目的としているため蓄積されません。

これは、消化器系からの老廃物の排泄を助ける食物繊維に似ています。ちなみにイギリスでは、体内に吸収されないため、ファットバインダーは「サプリメント」ではなく「医療処置製品」とみなされます。

ファットバインダーの働きとは?

ファットバインダーの最も重要な活性「成分」は、多糖類のキトサンです(1)。D-グルコサミンのアセチル化と脱アセチル化ユニットからなるこの炭水化物分子は、天然に存在するグルコースの誘導体(キチンと呼ばれる)から形成され、アルカリ性で処理されています。興味深いことに、キチン自体は、甲殻類や昆虫(カニやエビ殻など)の外骨格に由来し、セルロース(植物の細胞壁を構築)にも同じくらい豊富に存在します(1)。しかし、キチンの商品利用はファットバインダーのみならず、人工皮膚を形成する創傷治癒、化粧品の殺菌剤、さらにはコンタクトレンズの素材に使用されています(1)。

キトサンが脂肪蓄積を防ぐ方法は、消化の前に胃の脂肪に自身を付着させる能力によるものです。キトサンを取り入れると、キトサンは胃酸で溶解し、アルカリ化合物としてゲル状に変化します(2)。この形態の繊維は他の消化形態と異なり、陽イオン電荷なため陰イオンで構成された脂質や脂肪と結合することができます(4-6)。

次いで、キトサンの高乳化特性(3)によって界面活性剤として作用し、脂肪表面のある器官中の脂肪滴に付着します。その後、キトサンと脂肪の結合体は胃から腸に移動します。この段階でキトサンは、不溶性脂肪沈着物を消化酵素によってさらに分解できない形態に変化させます。基本的に、ファットバインダーは脂肪を閉じ込め、吸収を防ぎ、脂肪の分子を体外に排出させます(2)。

体脂肪削減に対するキチンの効果や効能

理屈としては非常に素晴らしい話ですが、その効果に疑問が残ります。

ラットに高脂肪食を与え、消費された脂肪の消化率を調べた動物モデルで主な証拠が得られています。そのような研究の1つ(7)は、様々なタイプの食物繊維を補った高脂肪食の脂肪群で検討しました。2週間の飼料期間後、動物の糞便を採取し、23種の食物繊維を消費した中で、キトサンは脂肪排出量が著しく増加し、結果脂肪消化率が対照群と比較して50%低下しました。言い換えれば、消費された脂肪の50%が吸収されず排出されたことになります。

もちろん動物モデルにおけるこれらの効果は、ヒトの消費への適用性を評価するためにさらに試験が必要です。残念なことに、男性および女性の両方の試験において、キトサンは脂肪吸収に対し臨床的に有意でない、または無視できる影響であることを示すいくつかの証拠もあります(8-9)。

しかし、最近の研究はこれらの主張を否定しています。そのような研究の1つに、二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験があります(10)。この研究では、134名の肥満成人を集め、500mgのキトサン錠を1日6回投与しました。研究終了時に、体重減少、脂肪量、脂肪率および体脂肪組成指数を測定しました。プラセボ群と比較して、キトサン投与群は2.8ポンドの減量を示し、その2.6ポンドは脂肪量でした!これは、キトサン群における78%以上の脂肪の減少を示します。さらにこのグループは、体脂肪率の減少および体脂肪組成指数の改善を示しました。

ファットバインダーはキトサン以上の効果

もちろん、ファットバインダーはキトサン以上のもので構成されており、エビデンスは、他の有益な化合物とともにこれらのタブレットが消費されていることも示しています。

肥満の成人の別の6週間の研究では、無作為化二重盲検プラセボ対照試験を用い、他の減量サプリメント(具体的にはグルコマンナン、ビタミンCおよびファルグリク)とともにキトサンの効果を検討しました(11)。研究者らは、これらの化合物の組み合わせが、消費カロリーの変化なしに、成人において統計的に有意な体重および脂肪の減少をもたらすことを明らかにしました。プラセボ群の減量値が0kgであったのに対しサプリメント群は2.3kg減、プラセボ群では0.2kg脂肪が増加したのに対しサプリメント群は2kg脂肪が減少しました。これは、いくつかの研究が脂肪吸収にほとんど影響がないことを示す一方、単独または他の化合物との組み合わせで、キトサンが脂肪の減少に対して明確な効果があることを示しています。

高コレステロールに対するキチンの効果

他の研究は、ファットバインダーの効果は体重減少だけでないことを明らかにしています。米国栄養学会誌(12)に掲載された興味深い研究は、キトサン摂取後の血中および糞便中の脂質含量を測定しました。研究者らは、血清中の高比重リポタンパク質とコレステロール値の有意な低下を明らかにし、糞便中の脂肪含量は変化しませんでしたが、それは中性ステロイドの排泄の変化によるものであると考えました。これは、ファットバインダー使用による抗コレステロール血症効果、さらには心血管の健康へのプラスの効果を示していると考えられます。

別の研究(13)は、軽度から中等度の高コレステロールを有する84名の被験者で試験し、1日当たり1.2gのキトサンまたはプラセボを投与しました。結果は、プラセボ群と比較して総コレステロールの有意な減少を示し、高齢者(60歳以上)のサブグループは、総コレステロールおよび低比重リポタンパク質のさらなる減少を示しました。これは、コレステロール改善に対するファットバインダーの健康上の付加的効果を示していると考えられます。

まとめ

ファットバインダーは脂肪吸収や脂肪蓄積の改善、心臓血管の健康への少しの効果など良い働きがあることが示しています。日々の運動やトレーニング計画に精力的に取り組み、ダイエットで脂質が多い食事や甘いお菓子や我慢するなら、ファットバインダーは少なからず助けになるでしょう。


  1. Kumar, M. N. R. (2000). A review of chitin and chitosan applications. Reactive and functional polymers46(1), 1-27.
  2. Kanauchi, O., Deuchi, K., Imasato, Y., Shizukuishi, M., & Kobayashi, E. (1995). Mechanism for the inhibition of fat digestion by chitosan and for the synergistic effect of ascorbate. Bioscience, biotechnology, and biochemistry59(5), 786-790.
  3. Knorr, D. (1982). Functional properties of chitin and chitosan. Journal of Food Science47(2), 593-595.
  4. Wadstein, J., Thom, E., Heldman, E., Gudmundsson, S., & Lilja, B. (2000). Biopolymer L112: a chitosan with fat binding properties and potential as a weight reducing agent. Chitosan per os: from Dietary Supplement to Drug Carrier,” Grottammare, Italy: Atec, 65-76.
  5. Muzzarelli, R. A. A. (1998). Management of hypercholesterolemia and overweight by oral administration of chitosans. New Biomedical Materials—Applied and Basic. POI Press, London, 1998.
  6. Muzzarelli, R. A. (1998). Clinical and biochemical evaluation of chitosan for hypercholesterolemia and overweight control. Exs87, 293-304.
  7. Deuchi, K., Kanauchi, O., Imasato, Y., & Kobayashi, E. (1994). Decreasing effect of chitosan on the apparent fat digestibility by rats fed on a high-fat diet.Bioscience, biotechnology, and biochemistry58(9), 1613-1616.
  8. Gades, M. D., & Stern, J. S. (2003). Chitosan supplementation and fecal fat excretion in men. Obesity research11(5), 683-688.
  9. Gades, M. D., & Stern, J. S. (2005). Chitosan supplementation and fat absorption in men and women. Journal of the American Dietetic Association105(1), 72-77.
  10. Kaats, G. R., Michalek, J. E., & Preuss, H. G. (2006). Evaluating efficacy of a chitosan product using a double-blinded, placebo-controlled protocol. Journal of the American College of Nutrition25(5), 389-394.
  11. Woodgate, D. E., & Conquer, J. A. (2003). Effects of a stimulant-free dietary supplement on body weight and fat loss in obese adults: a six-week exploratory study. Current Therapeutic Research64(4), 248-262.
  12. Gallaher, D. D., Gallaher, C. M., Mahrt, G. J., Carr, T. P., Hollingshead, C. H., Hesslink Jr, R., & Wise, J. (2002). A glucomannan and chitosan fiber supplement decreases plasma cholesterol and increases cholesterol excretion in overweight normocholesterolemic humans. Journal of the American College of Nutrition21(5), 428-433.
  13. Bokura, H., & Kobayashi, S. (2003). Chitosan decreases total cholesterol in women: a randomized, double-blind, placebo-controlled trial. European journal of clinical nutrition57(5), 721-725.

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マイプロテイン編集部

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