サプリメント

クリルオイル | 南極オキアミはオメガ3の最高の源?

想像したことがありますか?食物連鎖の底辺で起きていること。

南極オキアミがそこに存在します。生態学的にオキアミは、限界まで大量発生すると海水の青潮にしかならない微生物、プランクトンを食べるときに食物連鎖の底辺をすくい取っています。

「オキアミ」とみなすことができる85種の甲殻類がいると考えられ、それらを合わせると、地球上で最大の多細胞生物集団を形成すると推定されています(最大5億トン)(1)。2012年の人間の累積バイオマスは3億5,000万トンです。

すなわち、大量に存在するのです。持続可能性が不可欠な世界において、総オキアミ漁獲量の12%しか人間に消費されていないことは衝撃的です(2)。

特に、それが約60〜80%のタンパク質から形成されていると考えるとなおさらです(3)。9つの必須アミノ酸で化学的に構成されており、FAOや世界保健機関(WHO)のヒト消費に関するガイドラインを十分満たしています(4, 5)。

オキアミはオメガ3脂肪酸(Ω3FA)の優れた供給源でもあり、近年、フィッシュオイルを介した栄養補助食品として一般に推奨され、処方され、求められています。オキアミから抽出されたクリルオイルは健康業界に旋風を巻き起こしています。

クリルオイル(南極オキアミ)とは何か?

クリルオイルは、ソフトジェルタブレットまたは液体の形態で摂取する栄養サプリメントです。通常のフィッシュオイルと同様、クリルオイルはオメガ3脂肪酸の源です。これらの脂肪酸には3つのタイプがあり、私たちの体の生理機能に関与しています。

  • α-リノレン酸(ALA)
  • エイコサペンタエン酸(EPA)
  • ドコサヘキサエン酸(DHA)

ALAは、チアシード、フラックスシードや大豆などの植物源で見つけることができます。比較的短い分子長のため、「短鎖」脂肪酸として記載されています。

EPAとDHAは海洋生物由来で、分子鎖が大きく、残念なことに人体は短いALA分子から変換することができません。実際、私たちの体はこの変換プロセスにおいてわずか5%の効率しかありません(6, 7)。

簡単に言うと、EPAとDHAを体の組織に多く与えると、細胞の炎症の経路を遮断する効率が高まります。この炎症は急性(例えば、新たな筋肉裂傷)または慢性(例えば、白血球の浸潤を特徴とする長期アテローム性動脈硬化症)で生じることがあります。

多くのEPAやDHAがあると、体は炎症プロセスの速度と大きさを管理縮小し、生理的効果を促進することができます。

1日1000mgのクリルオイルを4週間補給すると、EPA(178%)とDHA(90%)の有意な増加を示します(14)。

クリルオイルの効能などメリットとは?

文献が示す最初の懸念は、クリルオイルはフィッシュオイルに比べて非常に高価なことです(8)。しかしマイプロテインのクリルオイルは必ずしもそれに当てはまりません。クリルオイルは、同水準のフィッシュオイルよりもわずかに高いだけです。

その価格の違いは、フィッシュオイルと比較してのクリルオイルの特定の分子構造、そして優れた「バイオアベイラビリティ」でも理解することができます(9)。

ノルウェーのオスロ大学の研究は、クリルオイルのこの性質を調べました(10)。研究者は、総コレステロール値がわずかに高く、正常またはわずかに高い血中トリグリセリド値の129名の健康な被験者で試験を行いました。研究者らは、現在心臓血管の問題を抱えている人は除外し、治験中に参加者に併用薬がないようにしました。

7週間1日にクリルオイル3gまたはフィッシュオイル1.8gを与える、もしくは非投薬にグループ分けしました。食事は、なるべく脂のある魚を食べないように綿密に調査され、食事習慣が規則正しく保たれるように栄養士からアドバイスを受けました。

オキアミ錠剤には500mgのオイル(EPAおよびDHA 90.5mg)が含まれ、1日に6回摂取しました。フィッシュオイル錠剤の用量は600mgのオイル(288mgのEPA / DHA)が含まれ、3錠飲みました。見てわかるように、フィッシュオイルのEPA / DHA投与量は有意に多かったのです。

この研究では、血液中の低比重リポたんぱく質とコレステロール量の変化、そして他のマーカー(総タンパク質、グルコース、カルシウムなど)の収集について調べました。また、血液中の様々な炎症マーカー(炎症を示す化学物質)を測定しました。

その結果、フィッシュオイルとクリルオイルの両方で、EPAとDHAの血中濃度の明確な上昇が明らかになりました。しかし、クリルオイルを摂取した場合、EPA / DHAの同等の変化をもたらすために必要な投与量は321mg低く、クリルオイルのEPA / DHAレベルと同じ変化を得るために、フィッシュオイルは321mg(62.8%)多く摂取する必要がありました。その理由として、より高いバイオアベイラビリティが挙げられます。バイオアベイラビリティとは、全身の循環血液にどの程度到達するのかを示す指標です。

バイオアベイラビリティ

クリルオイルでは、脂肪酸は私たちの体内の分子と同じ構造のリン脂質として蓄えられます(11)。フィッシュオイルは、トリグリセリドとして異なった形で蓄えられ、体内での使用効率が低下します。クリルオイル中の脂肪酸のリン脂質は、実際に最大25%吸収が高いです(8)。

興味深いことに、多価不飽和オメガ-6脂肪酸フィッシュオイルは「炎症性」がある中、フィッシュオイルではなくクリルオイルを使用することで、アラキドン酸の血中濃度も上昇し、アナボリックボディビルディングサプリメントとして使用されています。実際に、8週間にわたる高用量(1,500mg /日)の補給は、除脂肪体重、筋肉強度とエアロビクス力を増加させることが示されています(12, 13)。

クリルオイルの摂取量の目安

ガイドラインによると、EPA + DHAの摂取量1000〜4000mg /日で、トリグリセリド値が低下することが示されています(8)。3g /日に達するときだけ、胃腸の症状が見られます(9)。

サプリメントとしてクリルオイルを調べるさらなる研究は、1日あたり2000mgを4週間投与したところ、安全性の問題がなかったことを明確に示しています(14)。

マイプロテインの南極クリルオイルについての商品情報は、リン脂質430mg投与する1日当たり1~2個のソフトゲルカプセル(EPA 140mgとDHA 66g)を示していますが、4~5個に増やすと簡単に値を高めることができます。

クリルオイルの摂取アドバイス

科学的研究では、クリルオイルを錠剤または静脈投与を介して取り入れることの効果を示していますが、ある程度、サプリメント摂取では対処的な使用でない方が好ましいでしょう。前向きな投与がはるかに効果的です。

例えば、骨折してからカルシウムサプリメント(または多くのミルクを飲む。)を始めても、その効果は最適になりません。

クリルオイルについても同じことが言えます。体組織におけるEPAとDHAを、規則的に高濃度を維持することを目指す、健康と、傷害と疾病に対する治癒反応により一層効果があります。これは、通常の毎日のビタミンとミネラル消費の一部として、クリルオイルの錠剤を取り入れることを意味します。

骨の話に戻ると、骨の密度を高めたり維持したりして骨折を「防ぐ」ために、カルシウムが豊富な食事を食べることを意味します。

まとめ

体はDHAとEPAを作ることに非効率なので、オメガ3脂肪酸は、サプリメント補給に必要不可欠なのです。クリルオイルは、これらの脂肪酸の優れた供給源であり、そのバイオアベイラビリティが高いことから、少ない消費量でフィッシュオイルと同じ効果を得ることができます。クリルオイルのサプリメント効果は、取るに足らないほどの余分な出費を遥かに上回ります。


Nicol S, James A & Pitcher G. (1987). A first record of daytime surface swarming by Euphausia lucens in the Southern Benguela region. Marine Biology, 94, 7–10.   Ichii T. (2000). Krill harvesting. In I. Everson (Ed.), Krill: Biology, ecology and fisheries– Fish and aquatic resources, series 6 (pp. 228–262). Oxford: Blackwell Science.   Grantham GJ. (1977). The Southern Ocean: The utilizations of krill. Rome: United Nations Development Program.   Chen Y, Tou J & Jaczynski J. (under review). Composition and recovery yield of protein and other components isolated from whole Antarctic krill (Euphausia superba) by isoelectric solubilization/precipitation. Journal of Food Composition and Analysis.   Gigliottis JC, Jaczynski J & Tou JC. (2008). Determination of the nutritional value, protein quality and safety of krill protein concentrate isolated using an isoelectric solubilization/precipitation technique. Food Chemistry, 111, 209–214.   Gerster H. (1998). Can adults adequately convert alpha-linolenic acid (18:3n-3) to eicosapentaenoic acid (20:5n-3) and docosahexaenoic acid (22:6n-3)?. Int. J. Vitam. Nutr. Res, 68, 3, 159–173.   Brenna JT. (2002). Efficiency of conversion of alpha-linolenic acid to long chain n-3 fatty acids in man. Current Opinion in Clinical Nutrition and Metabolic Care, 5, 2, 127–132.   Colquhoun, D. & Reeve, A. (2013). Krill Oil Claims: Fact or Fiction? An Analysis of the Literature. Heart, Lung and Circulation, 22:S126–S266   Cunningham, E. (2012). Are Krill Oil Supplements a Better Source of n-3 Fatty Acids than Fish Oil Supplements? Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics, 1, 344   Ulven SM, Kirkhus B, Lamglait A, Basu S, Elind E, Haider T, et al. (2011). Metabolic Effects of Krill Oil are Essentially Similar to Those of Fish Oil but at Lower Dose of EPA and DHA, in Healthy Volunteers. Lipids, 46, 37–46.   Mozaffarian D, Rimm EB. (2006). Fish intake, contaminants, and human health: evaluating the risks and the benefits. JAMA, 296, 1885–1899.   Ormes J, Sharp M, Joy J, Lowery R, McCleary S, Shields K, Wilson J. (2014). Effects of Arachidonic Acid Supplementation on Skeletal Muscle Mass, Strength, and Power. Journal of Strength & Conditioning Research. Abstract.     Roberts MD, Iosia M, Kerksick CM, Taylor LW, Campbell B, Wilborn CD, et al. (2007). Effects of arachidonic acid supplementation on training adaptations in resistance-trained males. Journal of the International Society of Sports Nutrition , 4, 21.   Maki KC, Reeves MS, Farmer M, Griinari M, Berge K, Vik H, et al. (2009). Krill oil supplementation increases plasma concentrations of eicosapentaenoic and docosahexaenoic acids in overweight and obese men and women. Nutr Res, 29, 609–615.

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マイプロテイン編集部

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