0

現在ショッピングカートに商品は入っていません

サプリメント

バオバブの実パウダーのメリットとは?副作用や摂取量は?

この記事は臨床専門医理学療法士Christopher Tackによって書かれた記事を翻訳してお届けします。


バオバブの実は健康食品市場で大人気の新しいスーパーフードです。バオバブは熱帯アフリカの暑く乾燥した地域原産で、ミネラル類やビタミン類が豊富に含有された果実がなります。ミネラル類やビタミン類含有量は数世紀にわたり医用に使用されてきたほど多いです(1)。この記事では、この驚くべき植物、バオバブの実がどのようなメリットをもたらすのかについて解説します。

バオバブの実とは何か?

バオバブはAdansonia digitata(L.) とも呼ばれており、樹齢数世紀にわたる巨大な樹木です。興味深いことに、バオバブのそれぞれの部位が健康とウェルネスに役立つことが報告されています(2)。葉をスープに入れたり、種を焙煎してスナックにしたり、あるいは果肉からドリンクを作ることも出来、バオバブはいろいろな形で消費できるのです。

このスーパーフードの化学検査では、バオバブには生物活性を有する可能性のある成分をさまざまに含まれていることが示されています。たとえば、トリテルペノイド、フラボノイド、およびフェノール化合物です(3)。 さらに、化学検査以外の研究でも、バオバブにはステロールやサポニンも含まれていることが示されています。バオバブを摂取することで健康上のメリットが得られますが、これらのさまざまな有機化合物を含有していることがこういった健康上のメリットの背景にある理由となります。

バオバブの実の得られるメリットとは?

バオバブの実サプリメントはそれぞれ品質が異なるかもしれません。品質は材料となるバオバブの樹齢、産地、前処理、貯蔵時の状態、および処理方法により影響を受けます(3)。ですが、品質が確かなものであれば、バオバブは以下の健康上でのメリットが期待できます。

1.抗酸化剤として

バオバブビタミンCを高含有していることもあり、バオバブの果実の抗酸化剤として病気を防ぐ役割は十分に裏付けされています。フリーラジカル分子は心血管疾患やがん等の疾患をもたらす可能性があります。抗酸化作用を有する食物やサプリメントを摂取すると、このフリーラジカル分子による酸化ストレスを予防することができます(8、10)。したがって、誰でも食事にバオバブを加えることは有益なのです。

特に、さまざまなフルーツ(キウイフルーツ、オレンジ、リンゴ、およびイチゴ)がある中で、バオバブはビタミンC含有量が最も多く、100g当たり最大300g含まれています。この量はオレンジ100gあたりに含まれる量の6倍です(5)。このことは、バオバブの果実が強力な抗酸化剤としての強力な作用を有することを示しています。

2. 抗炎症剤として

抗炎症剤は、疼痛・炎症・腫脹を軽減させることで、外傷や疾患による悪影響に拮抗する目的で用いられることが多いです。ですが、胃腸系への悪影響があると言って抗炎症薬(イブプロフェンやニューロフェンなど)の服用を嫌う人が多いです(11)。最もよくみられる副作用は腹痛、鼓脹、便秘です。

バオバブの果肉は、フェニルブチレートと呼ばれる強力な抗炎症薬とほぼ同じ抗炎症作用を有することが明らかになっています。フェニルブチレートは、以前は、関節リウマチ患者に用いられていました。関節リウマチは関節の炎症を疾患特性とします。ヒトでのフェニルブチレートの使用はその後中止されましたが、獣医師は依然としてこの薬品を使用しています。特に、体重1Kgあたりバオバブ果肉800mgを用いると体重1Kgあたりフェニルブタゾン15mgと同等の効果があると考えられています。また、バオバブ果肉には天然のステロール、サポニン、トリテルペンが高含有されており、それに起因する有益性も伴います。

3.解熱剤として

乾燥させたバオバブ樹皮のすりつぶしは、病人の熱を治療する目的で、アフリカ、スリランカ、および西インド諸島で広く用いられてきました(9、13)。樹皮と同様に、果実と種子の療法が解熱剤として広く用いられています(12、13)。たとえば、バオバブの果肉は上昇した体温を1.94℃低下させることが示されています。また、通常処方される解熱剤であるアセチルサリチル酸(アスピリン)とほぼ同じ効果を示します(12)。この有益性から、「万一病気になった場合、このスーパーフードを摂取することで大きな効果を得られる」、と示されています。

4.鎮痛剤として

私は理学療法士ですので、「疼痛がいかに日常生活活動に制限をかけるか」、について十分認識しています。疼痛があると、やる気をなくし、憂鬱になります。また、活動的なライフスタイルを維持できません。有難いことに、バオバブは疼痛軽減の助けにもなってくれるのです。複数の研究で、バオバブ抽出物(800mg/体重)の疼痛に対する反応性に及ぼす影響を研究しており、バオバブの摂取によりアスピリンとほぼ同様の長期間持続する効果が得られることが示されています(12)。果肉に含まれるステロールとサポニンがこの鎮痛効果をもたらすことが示されています(4)。

5.肝臓に有益な効果がある

バオバブは、鎮痛剤、抗炎症剤、抗酸化剤としての効果を組み合わさった形で有しています。その結果、バオバブから肝臓の健康を守る効果が得られると考えられてきました。これらの効果はこれまで研究されてきました。そして、肝障害予防効果、さらには肝臓の健康を回復させる効果の両方が得られると考えられています。さまざまな植物性のステロールやサポニン化合物(トリテルペノイド、β-シトステロール、β-アミリン)によりこれらの健康上の利益がもたらされる、と考えられています。この効果が、「ヘビーな夜遊びで羽目を外した後、アルコールが肝臓にもたらす悪影響を弱める目的でバオバブの果実を摂取する」、ということに意味をもたらすのです。

6.バオバブから得られるその他の利益

バオバブについての科学的研究領域では、バオバブから得られるプラスの効果は上記にとどまらないことが示されています。バオバブ抽出物もまた、抗菌性(15、16)および高ウィルス性の薬理作用を有することが判明しています(3、17)。さらに、病気の際に下痢の症状を軽減する効果があります(13、18)。こうなると、歴史を通して数々の部族がバオバブについて、上記のように「健康に有益な性質を持つ」、と絶賛してきたわけが分かりますね?

バオバブの実の副作用や安全性

科学文献には、バオバブの乾燥した果肉に栄養阻害をもたらす懸念のある物質が多少含まれている可能性を示唆しているものもあります。これらの栄養阻害をもたらす物質は青酸カリ(19)および有機酸(20)です。ですが、結局のところ、両物質は検出限界値未満であることが示されています(21、22)。さらに、バオバブ種子油は、シクロペンチル脂肪酸を含有していることが示されています。シクロペンチルは脂肪酸合成に悪影響をもたらす可能性があります(23、24)。ですが、調理した場合、この毒性成分(マルバリン酸とステルクリン酸)は破壊されるため、バオバブ種子油はヒトに対する副作用がないことが示されています((25)。明らかに、バオバブの摂取に関して科学的懸念事項が多少あるにもかかわらず、実際には副作用や毒性問題を伴っていません。

バオバブの実の摂取用量の目安

抗病性効果を得るには体重1Kg当たりバオバブ抽出物800mgの用量で健康上の利益がある、と大半の研究で(全部ではありませんが)示されています。1 日必要量は、最適な健康状態を得るための用量は、おそらく1日当たりバオバブ パウダーを約23gでしょう。

まとめ

一般メディアで宣伝されているスーパーフードの効果は誇張されていることが多いです。しかしバオバブの効果はそうではありません。バオバブ(抽出物のサプリメントとしての利用であっても)の果実には抗酸化、抗炎症、および鎮痛効果がありあます。これらの効果から本物の利益が得られ、より健康に、病気にかかりにくくなるのです。このことから、新しいスーパーフードを日々の栄養計画に加える場合、バオバブの実パウダーが素晴らしい選択肢となることが示されているのです。


  1. FAO (1988). Traditional food plants. Food and Agriculture Organisation of the United Nations, Rome, 24: 63-67.
  2. Igboeli LC, Addy EOH, Salami LI (1997). Effects of some processing techniques on the antinutrient contents of baobab seeds (Adansonia digitata). Biores. Technol., 59: 29-31.
  3. Chadare FJ, Linnemann AR, Hounhouigan JD, Nout MJR, Van Boekel MAJS (2009). Baobab Food Products: A Review on their Composition and Nutritional Value. Critic. Rev. Food Sci. Nutr., 49: 254-274.
  4. Masola SN, Mosha RD, Wambura PN (2009). Assessment of antimicrobial activity of crude extracts of stem and root barks from Adansonia digitata (Bombacaceae) (African baobab). Afr. J. Biotechnol., 8: 5076-5083.
  5. Vertuani S, Braccioli E, Buzzoni V, Manfredini S (2002). Antioxidant capacity of Adansonia digitata fruit pulp and leaves. Acta Phytotherapeutica, 86: 2-7.
  6. Besco E, Braccioli E, Vertuani S, Ziosi P, Brazzo F, Bruni R, Sacchetti G, Manfredini S (2007). The use of photochemiluminescence for the measurement of the integral antioxidant capacity of baobab products. Food Chem., 102: 1352-1356.
  7. Lamien-Meda A, Lamien CE, Compaoré MMY, Meda RNT, Kiendrebeogo M, Zeba B, Millogo JF (2008). Polyphenol content and antioxidant activity of fourteen wild edible fruits from Burkina Faso. Molecules, 13: 581-594.
  8. Blomhoff R, Carlsen M, Halvorsen B, Holte K, Bohn S, Dragland S, Sampson L, Willey C, Senoo H, Umezono Y, Sanada C, Barikmo I, Berhe N, Willett W, Phillips K, Jacobs D (2010). The total antioxidant content of more than 3100 foods, beverages, spices, herbs and supplements used worldwide. Nutr. J., 9: 3.
  9. Brady O (2011). The characterization and bioactivity determination of Adansonia digitata L. fruit pulp, for commercial product development. Thesis of bachelor of Science in Nutraceuticals for Health and Nutrition Dublin Institute of Technology, Cathal Brugha Street, 117 p.
  10. Kaur C, Kapoor HC, (2001). Antioxidants in fruits and vegetables. Int. J. Food Sci. Technol., 36: 703-725
  11. Bjarnason, I., Hayllar, J., Macpherson, A.J. and Russell, A.S., 1993. Side effects of nonsteroidal anti-inflammatory drugs on the small and large intestine in humans. Gastroenterology104(6), pp.1832-1847.
  12. Ramadan A, Harraz FM, El-Mougy SA (1993). Anti-inflammatory, analgesic and antipyretic effects of the fruit pulp of Adansonia digitata. Fitoterapia, 65: 418-422
  13. Wickens GE, Lowe P (2008). The Baobabs: Pachycauls of Africa, Madagascar and Australia, Springer.
  14. Al-Qarawi AA, Al-Damegh MA, El-Mougy SA (2003). Hepatoprotective Influence of Adansonia digitata Pulp. J. Herbs Spices Med. Plants, 10: 1-6
  15. Afolabi OR, Popoola TOS (2005). The effects of baobab pulp powder on the micro flora involved in tempe fermentation. Eur. Food Res. Technol., 220: 187-190.
  16. Yagoub S (2008). Antimicrobial activity of Tamarindus indica and Adansonia digitata extracts against E. coli isolated from urine and water specimens. Res. J. Microbiol., 3: 193-197.
  17. Vimalanathan S, Hudson JB (2009). Multiple inflammatory and antiviral activities in Adansonia digitata (Baobab) leaves, fruits and seeds. J. Med. Plants Res., 3: 576-582.
  18. Tal-Dia A, Toure K, Sarr O, Sarr M, Cisse MF, Garnier P, Wone I (1997). A baobab solution for the prevention and treatment of acute dehydration in infantile diarrhoea. Dakar Med., 42: 68-73.
  19. Ghani, A; Abejule, A; (1 986) A pharmacognostic study of the fruits of Adansonia digitata L. In The state of medicinal plants research in Nigeria (1 st edition). Ibadan University press, Ife, Nigeria.
  20. Airan, TW; Desai, RM; (1954) Sugars and organic acids in Adansonia digitata L. Journal of the University of Bombay 22 pp 23 – 27.
  21. FDA (2008) Phyto Trade Africa:  Baobab Dried Fruit Pulp A GRAS Notification for use as a food ingredient in fruit bars and fruit smoothies. (http://www.fda.gov/downloads/Food/IngredientsPackagingLabeling/GRAS/NoticeInventory/UCM269233
  22. Cao, JM; Blond, JP; Bezard, J; (1993) Inhibition of fatty acid delta 6 and delta 5 desaturation by cyclopropene fatty acids in rat liver microsomes. Biochimica et Biophysica Acta 1210 pp 24 – 34.
  23. Cao, JM; Gresti, J; Blond, JP; Bezard, J; (1996) Effects of cyclopropenoid fatty acids on the fatty acid profile of lipids from different tissues in the rat. Journal of Food Lipids 3 pp 73 – 86.
  24. Aitzetmuller, K; (1996) Letter to the editor: Intended use of Mulvales Seed Oils in novel food formulations-a warning. Journal of the American Oil Chemistry Society 73 (12) pp 1737 – 1738.

ポストタグなし



Faye Reid

Faye Reid

作成者

Faye Reid has a Bachelor of Science in Sport and Exercise Physiology and a Master of Science in Exercise Physiology and Sports Nutrition. Faye has worked with numerous high-profile organisations, such as Men's Health, Sky Sports, Huddersfield Giants, Warrington Wolves, British Dressage and GB Rowing, providing her expert sports science support. Find out more about Faye's experience here: https://www.linkedin.com/in/faye-reid-8b619b122/. She puts her passion into practice as goal attack for her netball team, and in competitive event riding.