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サプリメント

限界を超えた運動を実現する「カフェインサイクル」とは?

限界を超えた運動を実現する「カフェインサイクル」とは?
Jennifer Blow
作成者4年 前
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カフェインは、ワークアウトの際にエネルギーを飛躍的に増やしてくれる強力なサプリメントです。持久力、レップ数、瞬発力、回復力を向上させることが知られています。1,2,3,4 トレーニングをレベルアップさせたいけれど、今のエネルギーでは足りないと感じているなら、ワークアウト前に摂取するサプリメントメントを見直すべきタイミングかもしれません。手っ取り早く、摂取量を増やしたくなるかもしれませんが、なによりもまず、目安量を厳守することが大事です。そのうえで、カフェイン耐性を安全にリセットする方法を試してみましょう。この記事では、 カフェイン・サイクル について説明していきます。

カフェインレスのプレワークアウトで カフェイン・サイクル をする男性

プレワークアウトとパフォーマンス

プレワークアウト(ワークアウト前に摂取する用のスポーツサプリメント)は、より激しく、より長い時間のワークアウトを行いたいときに役立ちます。より良い身体を作りたい方、運動能力を高めたい方におすすめです。

ほとんどのプレワークアウトにはカフェインが含まれています。なぜならカフェインは、持久力、レップ数、筋力アップ、筋肉の回復力の改善のためにすばらしい効果をもたらすと証明されているからです。1,2,3,4

カフェイン耐性とサイクル

カフェインは、アドレナリンの分泌を促します。これにより闘争・逃走反応(火事場の馬鹿力)が起き、筋肉は収縮し、行動に移る準備ができるわけです。

ところが、カフェインを日常的に摂取していると、副腎が消耗し、疲労し始めます。それとともに、中枢神経内にたくさんの変化が起き、通常の体の反応を鈍らせてしまいます。

スポーツ科学の研究者たちによれば、お気に入りのプレワークアウトの刺激を鈍らせないためには、 カフェイン・サイクル を行い、カフェイン耐性をリセットすることがいいそうです。5

カフェイン・サイクルとは、通常、2週間ほどの短期間、カフェインの摂取を中断することを意味します。カフェイン耐性を弱めて、もう一度、カフェインの効果を実感するには、2週間程度が適切だという研究結果が出ています。

THE Pump

THE Pumpを使う場合は、カフェインのことは気にしなくても大丈夫です。このプレワークアウトは、カフェインを一切添加せず、説明書きどおりの働きをします。疲労感の軽減、血流と酸素運搬の促進、かつてないほどのパフォーマンスの向上を目的とした多くの成分が、最適量入っています。6,7

特許を取得したVASO6含有

このプレワークアウト用サプリメントのもっとも優れた点は、特許を取得したVASO6を含んでいることです。

VASO6は血流を増やすということが臨床試験で証明されています。血流が増えれば、体内の酸素運搬も改善され、筋肉に必要なものが届けられるのです。実際の研究でも、アルギニン7gではわずか5%の血管拡張しか起こらなかったのに対し、300mgのVASO6では50%の血管拡張が認められました。8,9

もしも夜間にカフェインを摂取せずにワークアウトをご自身の限界までやり抜きたいのであれば、VASO6を試してみるべきでしょう。

カフェインを含まない プレワークアウト THE Pump

ビタミンC配合

倦怠感、疲労感を削減するためにビタミンCを、血液循環と心臓血管系のために鉄分とチアミンが加えられています。6,10,11  これで、毎回のように最高のワークアウトを体感できるでしょう。

選べる形体とフレーバー

ご自身の好みや都合に合わせて、摂取の方法を選べます。

粉末であれば、キリッとしたオレンジマンゴー味、あるいはレインボーキャンディー味を水に溶かして飲んでください。いつも忙しくて移動が多い方は、激しいワークアウト前にカプセルで摂取することをおすすめします。

カフェイン フリー プレワークアウト

マイプロテインのカフェイン フリー プレワークアウトは、文字どおり、カフェインを含んでいないプレワークアウトです。そのため、夜間のワークアウトの前に摂取しても、その後の睡眠を妨げることはありません。また、THE Pumpと同様にカフェイン・サイクルの最高の相棒となるでしょう。

シトルリンリンゴ酸、ベータアラニン、 AAKG(アルギニン アルファ ケトグルタル酸)は、筋力と瞬発力を引き出し、有酸素持久力を増し、筋肉疲労を軽減させることが知られています。12,13,14,15,16

カフェインレスのプレワークアウトで カフェイン・サイクル をする女性

カフェイン・サイクル のやり方

具体的な カフェイン・サイクル の方法について説明します。

  • カフェイン耐性を弱めるために、カフェインの摂取を14日間中断してみましょう。いつものプレワークアウト(カフェイン含有のスポーツサプリメント)はひとまずやめて、代わりにTHE Pumpを使用するといいでしょう。14日後には、カフェイン耐性は劇的に弱まっているはずです。
  • プレワークアウトによる効果を維持するためには、必要に応じてカフェイン・サイクルを繰り返してください。

注意点

プレワークアウト用のスポーツサプリメントは、ワークアウト時の運動能力を向上させます。体を最高の状態まで押しあげ、より激しく、より長くトレーニングできるようにします。

現在のワークアウトにおいて、より多くのエネルギーが必要だと感じていたとしても、単純に、プレワークアウト用サプリメントの摂取量を増やすというのはやめてください。それよりも、今こそ、カフェイン・サイクルを試すときです。

本記事は情報提供および知識向上を意図としたものであり、専門的な医療アドバイスを目的としたものではありません。ご自身の健康に何か懸念がある場合は、健康食品を摂取する前もしくは食習慣を変更する前に、専門医やかかりつけの医療機関にご相談ください。

  1. Carr AJ, Gore CJ, Dawson B. Induced alkalosis and caffeine supplementation: effects on 2,000-m rowing performanceInt J Sport Nutr Exerc Metab. (2011)
  2. Glaister M, et al. Caffeine supplementation and multiple sprint running performanceMed Sci Sports Exerc. (2008)
  3. Ganio MS, et al. Effect of ambient temperature on caffeine ergogenicity during endurance exerciseEur J Appl Physiol. (2011)
  4. Loureiro, Laís Monteiro Rodrigues, Caio Eduardo Gonçalves Reis, and Teresa Helena Macedo da Costa. Effects of Coffee Components on Muscle Glycogen Recovery: A Systematic ReviewInternational journal of sport nutrition and exercise metabolism.(2018)
  5. Patel, K. (2018). Do I need to caffeine cycle?.Available: https://examine.com/nutrition/do-i-need-to-cycle-caffeine/
  6. EFSA Panel on Dietetic Products, Nutrition and Allergies (NDA). (2010). Scientific Opinion on the substantiation of health claims related to vitamin C and reduction of tiredness and fatigue (ID 139, 2622), contribution to normal psychological functions (ID 140), regeneration of the reduced form of vitamin E (ID 202), contribution to normal energy‐yielding metabolism (ID 2334, 3196), maintenance of the normal function of the immune system (ID 4321) and protection of DNA, proteins and lipids from oxidative damage (ID 3331) pursuant to Article 13 (1) of Regulation (EC) No 1924 …. EFSA Journal8(10), 1815.
  7. Kim, J. A., Formoso, G., Li, Y., Potenza, M. A., Marasciulo, F. L., Montagnani, M., & Quon, M. J. (2007). Epigallocatechin gallate, a green tea polyphenol, mediates NO-dependent vasodilation using signaling pathways in vascular endothelium requiring reactive oxygen species and Fyn.Journal of Biological Chemistry282(18), 13736-13745.
  8. SCHLAICH, M. P., JACOBI, J., Stefan, J. O. H. N., DELLES, C., FLEISCHMANN, I., & SCHMIEDER, R. E. (2000). Is l-arginine infusion an adequate tool to assess endothelium-dependent vasodilation of the human renal vasculature?Clinical Science99(4), 293-302.
  9. Fitzpatrick, D. F. (2004). S. Patent No. 6,706,756. Washington, DC: U.S. Patent and Trademark Office.
  10. DiNicolantonio, J. J., Liu, J., & O’Keefe, J. H. (2018). Thiamine and cardiovascular disease: a literature reviewProgress in cardiovascular diseases61(1), 27-32.
  11. EFSA Panel on Dietetic Products, Nutrition and Allergies (NDA). (2014). Scientific Opinion on the substantiation of a health claim related to iron and contribution to normal formation of haemoglobin and red blood cells pursuant to Article 14 of Regulation (EC) No 1924/2006EFSA Journal12(1), 3515.
  12. Sureda A, et al. L-citrulline-malate influence over branched chain amino acid utilization during exerciseEur J Appl Physiol. (2010)
  13. Baguet A, et al. Important role of muscle carnosine in rowing performanceJ Appl Physiol. (2010)
  14. Sweeney KM, et al. The effect of beta-alanine supplementation on power performance during repeated sprint activityJ Strength Cond Res. (2010)
  15. Sale C, et al. Effect of β-alanine plus sodium bicarbonate on high-intensity cycling capacity. Med Sci Sports Exerc. (2011)
  16. Bailey, Stephen J., Paul G. Winyard, Anni Vanhatalo, Jamie R. Blackwell, Fred J. DiMenna, Daryl P. Wilkerson, and Andrew M. Jones. Acute L-arginine supplementation reduces the O2 cost of moderate-intensity exercise and enhances high-intensity exercise tolerance. Journal of Applied Physiology109, no. 5 (2010): 1394-1403.
Jennifer Blow
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ジェニファー・ブロウ(Jennifer Blow)はマイプロテインの編集者で、UKVRN*登録の栄養士としてキャリアを始めたばかり。栄養科学の学士号と栄養学の修士号を保有。現在は、スポーツサプリメントの健康・フィットネスへの使用について、科学的根拠に基づいた調査・研究を行なっています。*UKVRN:英国における栄養士の登記簿。登録には高い専門性と能力が必要。

また、エクササイズや健康的なライフスタイルのための栄養科学を専門としていることから、ヴォーグ、エル、グラツィアなどの有名オンライン雑誌に栄養士として登場しています。

これまで、NHS(イギリスの国民保健サービス)と協同で食生活への介入研究を行ったり、オメガ3脂肪酸サプリメントについてや、ファストフードが健康に及ぼす影響についての学術研究など、幅広い経験を積んできました。特に後者に関しては、毎年開催されるNutrition Society Conferenceで発表も行いました。さらに、プロ養成のために開催されるイベントにも多く出席し、常に高い専門性を維持しようと努めています。

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プライベートでは、ヒルウォーキングとサイクリングの愛好家。SNSを通じて、我慢しなくても健康的な食生活が送れることを広めています。

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