スピルリナ | スーパーフード スピルリナの体への働きや安全性は?
スピルリナという食材をご存知でしょうか。スピルリナとは自然に存在する藻類で、地球上に約35億年以上も生存しています。色は青みがかった緑色で、パウダーあるいはタブレットの形態でサプリメントとして購入できます。
この記事ではスピルリナとその人体における機能に注目し、スピルリナをサプリメントとして使用するメリットについて解説していきます。
スピルリナとは何か?
最高のスーパーフード(栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品)とも言われるスピルリナには驚くほどの種類の栄養素が含まれます。
アミノ酸18種類や、ビタミン11種類(ビタミンB12など)、ミネラル13種類(カルシウムなど)、その他栄養成分10種類以上を含むスピルリナはタンパク質だけでなく、様々な微量栄養素の宝庫です。
この様に栄養素豊富のスピルリナの身体への効果や効能を以下にて紹介します。
スピルリナの効果や効能は?
✔ 高タンパク質含有量
スピルリナの成分の65%はタンパク質です。植物として、65%タンパク質という数値は極めて高値で、これがスピルリナの人気がどんどん高まってきている理由の1つとなっています。また、スピルリナには8種類の必須アミノ酸がすべて含まれています。なので、スピルリナを利用すれば、タンパク質摂取量を健康的に増やすことができ、ベジタリアンにもオススメな良いタンパク質供給源となります。そのうえ、スピルリナのタンパク質の吸収率は高いです。
タンパク質がもたらす身体への影響は皆様ご存知ですよね!体の成長、回復などには必要不可欠な栄養素です。
✔ 必須脂肪酸の供給源
スピルリナにはオメガ3やオメガ6、オメガ9などの必須脂肪酸が多く含まれています。 必須脂肪酸は健康管理に大切な栄養でありながら、体内では作れないので、この様に食事やサプリメントで摂取するのが大事です。
✔ 高クロロフィル含有量
天然のデトックスのクロロフィルは、体内からきれいにしてくれます。また、負けない体づくりにもお勧めです。
✔ 鉄分の供給源
スピルリナは素晴らしい鉄の供給源です。なので、女性にもオススメな食品です。スピルリナ100gあたりに、1日に必要な摂取量の158%の鉄分が含まれています!
✔ 高βカロテノイド含有量
βカロテノイドは季節に左右されない体や美容にもってこいです。
✔ カルシウムの供給源
スピルリナには牛乳の26倍のカルシウムが含まれています。カルシウムは骨や歯の主要構成成分で、スピルリナは伸長期の子供にもピッタリです。
✔多数の微量栄養素の供給源
また、スピルリナは、例えばビタミンB6、C、D、およびAなど、上記以外の微量栄養素の素晴らしい供給源です。また、カリウム、クロム、銅、マグネシウム、リン、マンガン、セレン、および亜鉛の供給源です。
スピルリナの安全性は?
スピルリナは安全で健康的なタンパク質源ですが、あなたの現在の健康状態によって以下の反応を起こす可能性があります。
✘微熱
スピルリナ摂取後にエネルギーレベルが高まるため、微熱を出すかもしれません。
✘緑色の便
スピルリナは体の中からきれいにする働きがあります。ですが、便が緑色になる可能性があります。その緑色は高クロロフィル濃度からおきる色です。
✘吹き出物あるいは肌荒れ
こちらは一時的な症状です。体内からきれいにするための一過性の影響であり、逆にスピルリナを長期的に摂取すれば、美容に良い影響があります。
✘眠気と疲労感
こちらの症状も、体内からきれいになる際の一時的なものです。
体はあらゆるものに対して適応しようとします。これらの症状は一時的ですが、もし症状がなくならない場合、スピルリナの摂取を中止することを勧めます。摂取を続けたい場合、医師への相談を勧めます。
体がきちんと変化に慣れるよう、最初は小用量をお召し上がりになって試してください。時間とともに量を徐々に増やしましょう。
まとめ
スピルリナは皆様に適したサプリメントです。
健康なタンパク質を多く含むため、日々のタンパク質摂取量を増やしたい方に、スピルリナはとても人気があります。また、海藻なので、ベジタリアンやビーガンの人にも非常に人気があります。
食事から摂取しきれない微量栄養素の優れた供給源としても、スピルリナは好まれています。
パウダー状のスピルリナは、水、スムージー、スープや炒め物などの料理に混ぜることができるので気軽に摂取できます。カプセル(錠剤)状のサプリメントを好む人は、カプセル錠のスピルリナを購入することもできます。タンパク質や微量栄養素を豊富に含むスピルリナは素晴らしいスーパーフードです。食物やドリンクに混ぜてお試しください。
(スピルリナはアミノ酸を多く含むため、フェニルケトン尿症(PKU)の方は、摂取前に医師に相談する必要があります。他にも既存疾患があり、スピルリナをとるべきかどうかわからない方は医師に相談してください。)