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アンバサダー

ラグビーチーム「NECグリーンロケッツ」 S&Cコーチ 南 暢洙氏インタビュー

アスリート界で注目を集めつつある「S&C」指導者という職業をご存じでしょうか? 本日は国内ラグビートップチームの1つ、NECグリーンロケッツのS&Cコーチ、南 暢洙氏にインタビューしてきました。

――さっそく簡単な自己紹介をお願いいたします

NECグリーンロケッツのS&Cコーチの南です。

――S&Cコーチとは、どのような役割なのでしょうか?

「S」はストレングス、「C」はコンディショニングの略となります。選手たちの強さから体づくり、体重管理など全般に責任をもって管理する仕事です。

――S&Cコーチになるまでの経緯を教えてください。

私はもともとメディカルトレーナー出身でした。高校や大学のラグビー部、空手部、サッカー部などで、選手たちの怪我を診ていました。そうした中で、怪我を回避するために、また怪我から復帰するには正しいトレーニングをしなければいけないと気づき、トレーニングの勉強もしました。

メディカルトレーナー兼トレーナーとして活動をしていたときにグリーンロケッツから声がかかりまして、3年前にこちらへ来ることになりました。

――ラグビーのトップ選手にはどのような身体能力が求められるのでしょうか?

まずラグビーはコンタクトスポーツなので、コンタクトに負けず、相手とぶつかっても怪我にならない強靱な体が必要です。その上、相手を跳ね返すための強さも求められます。パワーを出すためには当然スピードが必要なので、ただ単に体を大きくするだけでなく、スピードにつながる筋力も必要です。

また、コンタクトスポーツということで、練習の間の回復が重要となります。うまく、すばやく回復(リカバリー)が行えるコンディションが求められます。

――どうやって、そのような体をつくっているのでしょうか?

シーズンや時期によっても違いますが、基本的には朝にウェイトトレーニング、午後にフィールドトレーニングを行っています。フィールドトレーニングですと、スキルの練習を行い、その合間にランニングやコンディショニングなどを入れながら、選手たちにトレーニングさせて調整しています。

――ジムでのウェイトトレーニングでは、どんなエクササイズを行っていますか?

シーズン前でしたら体を大きくするセットやウェイト設定、シーズンに近づいてきたらパワーアップ、スピードアップを含むトレーニング、それでシーズン中は身体能力の維持をメインに少しずつ成長させていきます。

――ラグビーチームにはフォワードやバックスなど様々なポジションがありますが、ポジションごとにトレーニングメニューも変わってくるのでしょうか?

変わりますね。フォワード、バックスだけじゃなく、年齢や経験も考慮します。ルーキーでしたら、なるべく先に体を強くすることが多くなりますし、結構ベテランになってくると、強さは持っているので、そこにスピード・パワー系を含んでいきます。

フォワード、バックスでしたら、下半身の強度か下半身のスピードかの区別をうまくつけながらトレーニングメニューを組んでいきます。上半身は同じようなコンタクトがあるので、そこまで差をつけていないです。テストなどで個人個人の身体能力を図り、違うプログラムを作りますし、グループを5つくらいに分け、トレーニングメニューで集中する箇所を変えていきます。

――トレーニングスケジュールは?

3月中旬からプレシーズンのトレーニングをスタートします。1回目の練習試合を5月末に控え、3ヶ月間準備をします。プレシーズンマッチが5月末から8月まであって、9月1日から本試合が始まり、1月中旬頃まであります。

――選手たちの食生活も管理されているのでしょうか?

はい。トップリーグの中で一番のストレングスとフィットネスをつけることを目標としているので、全員ではないのですが、こちらから見て指導が必要となる選手たちの食事はシステムを通して管理し、気になることがあれば助言などしています。

1週間単位で見ながら、選手たちの体重が落ちないように管理して、なるべく脂肪が増えず体重が増え、トレーニングの効果を最大限に発揮できるようにしています。

――栄養バランスやサプリメント摂取で、一番気にしているポイントはなんでしょうか?

栄養摂取に関しては、炭水化物や脂質を摂りすぎないよう気にしています。

サプリメント摂取に関しては基本的に自由なのですが、ドーピングに引っかからないことが大原則なので、まずはS&Cコーチにそのサプリが大丈夫なのか聞くよう、選手たちに指示しています。

――どのようなサプリメントをお使いですか?

ここで一番はじめに勧めたのは、ベータアラニンです。あとはクレアチンですね。それ以外は選手たちがすでにBCAAなどを摂取していたので、チームとして摂らせているのはその2つくらいですね。

トレーニングして筋肉が壊れるだけでなく、コンタクトで当たって壊れる部分も多いので、おそらく普通の球技に比べては、疲労度や損傷度が違うと思います。そのため、プロテインも他のスポーツの選手より1.5倍ほど摂らせています。

――マイプロテインを選ぶとしたら、何が一番重要になりますか?

Informed Sportsなどの第三者機関から評価されていることです。

選手たちに摂取させるにあたり、ドーピング検査に引っかかるような成分が入っていればチームが全滅になってしまうからです。サプリメントに入っているものの信頼性は、味などよりも大事な決め手ですね。

――選手たちのモチベーションをどうやって上げていますか?

やはり、いちばんモチベーションが上がるのは効果が出たときなので、我々の仕事としては選手たちが効率よく効果を出せるようにサポートすることです。

そのためには、プロテインやサプリメントを適切に効率よく摂ることが大事だと思います。100努力して100効果が出るようにしてあげたいです。死ぬほど努力しているのに、50%しか結果が出ないのはもったいないので。

たとえば、ウェイトトレーニング前のプレワークアウトは、集中力を上げるためにカフェインが入っているもの、少しでもレップが上がるようにクレアチンやベータアラニンを摂取させます。そしてトレーニング後はなるべく早く回復できるようプロテインやコラーゲンプロテイン……など、努力した分報われるようにサプリメントを摂らせています。

日本の選手は未だにサプリメントに対して抵抗があるほうだと思うので、まずは考えを変えていくように改善しながら、サプリメントやプロテインを勧めていますね。

――近年、チームの中で起きた一番の変化は?

一人の飛び抜けたスター選手に引っ張られていくのではなく、今は日本人選手たちも負けないような大きさ・強さが発揮されてきています。試合に出ている15人、ベンチの選手、全員の強さで戦うようになりました。

僕の入った年はリーグでも16チーム中15位で、スター選手も抜けてしまいましたが、15位から10位、8位と順位を上げてきて、今年はトップ4を目指しています。一人二人のうまい選手ではなくて、チーム全員が強く大きく、うまい選手たちになってきました。それがNECグリーンロケッツの変化です。

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マイプロテイン編集部

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