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ジョシュア・ブアッツィはこうしてリングに立つ|Forever Fit

2020年―。新しい10年の区切り目。マイプロテインとしては〈新しい年、新しい私〉のような一時的で、長続きしない考え方からはちょっと距離を置きたいと思っています。そこで、私たちは2020年のスローガンとして〈Forever Fit〉を打ち出します。

そもそも、「健康」に手っ取り早い近道はありません。30日間の短期決戦も、デトックスダイエットも、長い目で見た本当の健康にはつながりません。ある一定期間のみ、集中的に体を酷使してトレーニングを厳格に行い、残りの11月間は何もせずにだらけるというのも健康づくりとはとても言えませんよね。

Forever Fitとは、長期間、精神的にも肉体的にも、自分自身に労力をそそいで人生に投資するということです。

同じ考えのもとで毎日暮らしているアスリートたちがたくさんいます。一日一日、精神的にも肉体的にもほんの少しずつ先へ、自分を必死で駆り立てつづけている人々です。

そうしたひたむきな人々の一人が、ジョシュア・ブアッツィです。これから彼のストーリーを紹介します。

アンバサダーインタビュー|マイプロテイン

困難を情熱へ変えて

26歳のジョシュア・ブアッツィはプロのボクサーであり、2019年3月からイギリスのライトヘビー級のタイトルを保持しています。ガーナで生まれたジョシュアは9歳のときに両親や姉とともにイギリスに渡りました。

「あまり細かなことは覚えてないけど、飛行機から降りたときに、『うわ、すごく寒いぞ』と思ったことは覚えてるよ」

いきなり中学校での荒波に放り込まれた姉と違って、ジョシュアは最初の何年か小学校に通ったので、イギリスでの暮らしに適応する時間の余裕がありました。

「ここはチャンスがたくさんある国だって、子供ながらにわかってた。きちんと利用して、最大限に活用する限りはだけどね」

ジョシュアは活発な子供で、スポーツやランニングなどに夢中になったものの、真剣に取り組んだり、高いレベルに到達するまで追及したりすることはありませんでした。実は、喧嘩に明け暮れていたのです。ガーナに住んでいた幼い時分でさえ、いつも喧嘩沙汰を起こし、学校でも問題になっていました。もちろん、今となって言えることですが、それはこれから起こることの前兆だったわけです。

「ガーナに里帰りして、昔一緒に暮らしていた叔母に会ったとき、今、お前がこうしてボクシングで生計を立てていることに驚きはないねって言われたよ」

とはいえ、ジョシュアがボクシングを始めたのは15歳になってからのことでした。親友が一組のボクシンググローブを試しに使ってみようと持って来たのです。団地での友人同士のスパークリングから始まったことは、すぐにジョシュアにとって打ち込むべきことになりました。

「最初から俺はボクシングのことを真剣に考えていた。誰かに顔面を殴られるなんて愉快なわけないからな。俺からしたら、ボクシングがお遊びだったことは一度もない」

それから間もなく、ジョシュアはボクシングジムを見つけて、正式なトレーニングを開始しました。ジムの指導者は攻撃重視のスタイルを取り入れていて、当時、ジョシュアはどこのボクシングジムも同じだと思っていました。違うメソッドやトレーニング法があると知ったのは、ボクシングの世界にかなり慣れてきてからのことでした。

ジョシュアが今の地位にあるのは、この事が影響しているのかもしれません。彼にとって、トレーニングは単なる生活の一部ではなく、ライフスタイルそのものだということです。

「旅支度をするとき、最初に詰め込むのはトレーニングウェアなんだ。普段着を詰めるのはそのあと。トレーニングをしていないときもそれなりに楽しくやってるけど、頭のスイッチを切るのは難しい。脳がやたらと働いて、今すべきことを俺に訴えてくるんだ」

ジョシュアは常に何らかの形でトレーニングをしているものの、心と体を抑制しておくことは重要だと考えています。また、ボクシングから様々なチャンスをもらってきたことをはっきりと意識していて、そのことに感謝しています。

「ボクシングのおかげで世界中を旅してきた。ボクシングのおかげで新しい文化を体験し、最高に素晴らしい人たちに出会い、親友になれた。そう、ボクシングには本当に世話になってるよ」

試合に出ること

ボクシングを始めてすぐ、ジョシュアはこれが競技のためのトレーニングだと理解しましたが、オリンピックに出場することになるとは思ってもいませんでした。とはいえ、トレーナーのマークは、まだジョシュアが子供だったときから将来性を見抜いていました。マークはジョシュアがまだ16歳の時、2012年のオリンピックは近すぎるが、2016年なら行けると言ってきたのです。ジョシュアは確信が持てませんでした。

「まだ数回しか試合をやっていないのに、この人は俺がオリンピックに行くことを話してる。なんて突拍子もない話だって思った。それで、真剣に受け取らなかったんだ」

たしかにオリンピック出場は夢でしたが、それ以上では決してありませんでした。夢は夢であり、現実ではないと考えていました。当時、まだボクシングを始めたばかりで、イギリスでトップに立っていたものの、まだ国の代表選手にはなっていませんでした。

リオデジャネイロオリンピック(2016年)の2年前に、ジョシュアはとうとう代表選手になりましたが、それでもその事実を信じられなかったそうです。

「たしかに代表選手になれたが、他にも先輩選手が5人もいたんだ。2年先の話でも、次のオリンピックに行けると思えるはずないだろ」

自分でも信じていなかったのに、結局、ジョシュアはオリンピックに出場しただけでなく、何度も勝ち、銅メダルを勝ち取ったのです。今になっても、ジョシュアはこの偉業に我ながら驚いています。「こうなると知ってたのは神様だけだったと思うよ」

集中し続けること

アスリートの成功の途上にあった苦労や努力を見渡してみせるのは、簡単なことです。私たちはリング上での、あるいは競技場のトラックでの最終状態に目を向けがちです。そして、舞台裏でのことはあまり想像もせずに、アスリート人生の決定的瞬間を目撃するのです。

ジョシュアは今も、厳しいトレーニングを執拗にこなしています。ランニング、スパーリング、サンドバッグなどを使ったトレーニングを日に2回、週に5回。手っ取り早い方法を取らずに、自分を甘やかしもせずに、やり遂げる方法を常に見つけ出そうとしています。

「重いサンドバッグを叩くのは面白くもなんともない。ラウンド毎に負けているスパーリングも、全く面白くない。しかし、それでもやり遂げる方法を見つけるんだ」

ジョシュアは頼りになるサポート体制を整えることも、重要視しています。例えば、試合直前、親友や弟、手本となるような人物を控え室に入れて、一緒に祈ります。ジョシュアにとって、これは心を整えるために極めて重要なルーティンなのです。

「もちろん、まずはトレーニングを頑張らなくちゃならない。だけど、自分の才能、能力、勝利があるのは神のおかげだと信じてるから、俺は祈りによって心を正しい状態に置けるんだ」

ゴールのこととなると、ジョシュアは将来的な夢に気を取られるよりも、すぐ先の、短期的な成果に集中するほうを好みます。

「そう、俺は世界チャンピオンになりたい。でも、すべてを段階的にやっているから、今のゴールは次の試合での勝利なんだ。それが俺にとって最も大事な事だ」

ジョシュアにとっての Forever Fit とは

「肉体は入れ物みたいなものだ。そう、この体でいろんなことをしたり、楽しんだり、パーティーに出かけたり。だけど、健康が何よりも大事だってことは周知の事実さ。健康が損なわれたら、やりたいこともできず、成し遂げたいこともできない。

どんなゴールを設定しているにせよ、そこにたどり着くには健康が必要だ。だから、 Forever Fit は俺や他のアスリートたちだけの話じゃない。あらゆる人たちにとってのライフスタイルであり、哲学だよ」



Lauren Dawes

Lauren Dawes

作成者

ローレン(Lauren)はイングランド南部出身で、英文学専攻。小さい頃から水泳が大好きで、ここ数年はウェイトトレーニングに熱中。最近は、毎週ホットヨガの教室に通って様々なポーズを学んでいます。

週末の楽しみはブランチ。ハウスメイトと一緒に新しいメニューを開発しています。パスタに頼りがちな学生時代を終えてからは、特に精を出しているようです。そして何よりも、運動とお酒のバランスをきちんと守っています。

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