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NUTRITION

体脂肪率の落とし方:食事と運動の実践ガイド

Claire Muszalski
Published: 20/09/26 Claire Muszalskiまでに
登録栄養士

体脂肪を減らすことは、運動を始める最も代表的な動機の一つです。決して簡単ではありませんが、体重や体脂肪を落とす仕組みそのものは、過度に難しく考える必要はありません。

減量を目指す際、筋肉量を保ちながら体脂肪を狙って落としていくことが理想的です。減量の基本は単純な計算に集約されます。それは、食事から摂取する熱量よりも、運動や日常の活動によって消費する熱量を多くすることです。本記事では、持続可能な体脂肪率 落とし方として、脂肪 燃焼を促す食事法と実践的な運動方法を詳しく解説します。

この記事で分かること:

マットの上で肘をつき体幹を鍛える板の姿勢をとる女性

食事法

体脂肪を減らすうえで、食事の管理は最も重要な要素です。運動量を増やして消費熱量を稼ごうとするよりも、食べ過ぎを避けるほうがはるかに無理がありません。脂肪 燃焼の基礎となるのは、全体のエネルギー消費量が摂取量を上回る状態(熱量収支のマイナス)を作ることです。

減量のための食事法には様々な手法が存在しますが、共通する基本原則は「摂取熱量の抑制」にあります。

そのやり方は一つではありません。ケトン体生成を促す糖質制限で精製炭水化物を減らす方法もあれば、一般的な低熱量食で脂質を抑える方法、あるいは断食の時間を設ける方法もあります。何よりも大切なのは、無理なく長期にわたって継続できる食事習慣を見つけることです。

食事の好みや三大栄養素の比率がどうであれ、栄養価が高く体に良い食材をしっかり選ぶことが肝心です。

個々の体質に合わせた細かな食事管理については、医師や管理栄養士などの専門家への相談をおすすめしますが、基本的な栄養の知識を押さえておくだけでも体脂肪減少を後押ししてくれます。

また、三大栄養素ごとの熱量の違いを把握しておくことも役立ちます。炭水化物とたんぱく質は1gあたり4kcalですが、脂質は1gあたり9kcalあります。つまり脂質を控えるほうが、全体の摂取熱量を手軽に減らしやすいということです。例えば、1日の脂質を10g減らすと、炭水化物やたんぱく質を10g減らした場合の2倍の熱量を抑えられます。

1. たんぱく質を多く摂る

たんぱく質源を選ぶ際は、脂肪分の少ない肉類を選び、週に数回は魚を献立に取り入れ、可能な限り植物性たんぱく質も活用しましょう。たんぱく質は満腹感を長く保つ働きに優れており、食間につまみ食いをしてしまうのを防ぐのに役立ちます。

調理の際は、バターやラードなどの動物性飽和脂肪酸を控え、オリーブ油のような体に優しい植物油を選ぶのが賢明です。また、揚げ物から油を摂るのではなく、青魚、アボカド、種実類といった自然の食材から良質な脂質を補いましょう。

清涼飲料水や甘い菓子類に含まれる余分な砂糖は、できる限り控えるようにします。

減量期間中に筋肉量を維持するためには、十分なたんぱく質の摂取が欠かせません。1 研究でも、熱量制限下において高たんぱく質な食事を続けると、筋肉の減少を抑えつつ筋肉の減少を抑えつつ脂肪減少を促すことができることが示されています。1

プロテインの活用

運動の量や強度によっては、日々の必要量を満たし筋肉を守るために栄養補助食品の活用が役立つことがあります。ホエイプロテイン(WPCやWPI)、あるいはImpact ホエイ プロテイン + コラーゲンなどの高品質なプロテインを利用すれば、手軽にたんぱく質を補給できます。

特に運動量を増やしている時期には、ホエイとコラーゲンの組み合わせが特に役立つことがあります。コラーゲンは、運動量増加に伴い負担がかかりやすい腱や靭帯、関節軟骨の構成要素となるためです。

2. 食物繊維を十分に摂る

食物繊維も体重管理において極めて重要な役割を果たします。果物や野菜、全粒穀物に含まれる水溶性食物繊維は、消化吸収を助け、満腹感を長続きさせてくれます。

食事だけで十分な食物繊維を確保するのが難しい場合は、アップル ファイバーの導入も選択肢となります。水溶性食物繊維の摂取量と体脂肪の減少には良好な相関関係があることが研究でも報告されています。4

栄養の整った食事作りを難しく捉える必要はありません。脂肪を燃やすために耐えがたい飢餓感に耐え続ける必要はなく、満足感の得られる自然な食材と適切な補助食品を組み合わせることで、無理のない減量を続けられます。

3. 食事のかさを増やす

食事のかさを増やす工夫をすると、摂取熱量を抑えながら空腹感を和らげることができます。食物繊維を多く含む野菜、良質なたんぱく質、玄米などの全粒炭水化物を皿いっぱいに盛り付ければ、目標の制限熱量を守りながらしっかりとした満足感を得られます。

たんぱく質と野菜をバランスよく盛り付けた健康的な作り置き料理

運動

熱量収支の計算に戻ると、体を動かす頻度を増やすほど1日の消費熱量は上がります。人間は安静にしていても生きているだけで熱量を消費しており、これを安静時代謝率(RMR)と呼び、体格や体組成によって異なります。

厳密な安静時代謝率は実験室などで計測されますが、ハリス・ベネディクトの計算式などを活用することで、日々の目安となる数値を大まかに把握できます。

1. 無酸素運動を行う

体脂肪率が低く筋肉量が多い人は、体脂肪が多い人に比べて安静時でも多くの熱量を消費します。脂肪組織が主に熱量の貯蔵庫として機能するのに対し、筋肉組織は活発にエネルギーを消費するためです。

筋力トレーニングなどの無酸素運動で筋肉量を増やすと、安静時の消費熱量が底上げされます。基礎代謝を大幅に変えるには相応の筋肉量が必要ですが、体型を整えて引き締める上で筋力運動は欠かせない土台です。

トレーニングの効率をさらに高めたい場合は、応用的な手法も活用できます。例えば「ドロップセット」は、重い重量で限界近くまで動作を行った後、休まず軽い重量に持ち替えてさらに筋肉を追い込む手法です。また「スーパーセット」は、拮抗する部位の2つの種目を短い休憩だけで連続して行います。

2. 有酸素運動を増やす

効果的な減量運動のもう一つの柱が、有酸素運動です。有酸素運動には、早歩きから高強度のインターバルトレーニングまで、心拍数を適度に高めるあらゆる運動が含まれます。

週の運動計画の中に強度の異なる持久的運動を組み込むことで、心肺機能の強化と脂肪 燃焼を両立させることができます。

3. 低強度一定ペース運動(LISS)

LISSとは、息が上がりすぎない低〜中強度の一貫したペースで長時間続ける運動のことです。軽いジョギング、自転車こぎ、水泳、クロストレーナーなどが該当します。

あらゆる体力水準の人に適しており、心拍数を脂肪 燃焼に適した水準に保ちながら運動時間を長く確保できます。

4. 高強度間欠運動(HIIT)

HIITは、全力に近い高負荷の運動と短い休息を交互に繰り返す手法です。一定ペースで走り続けるのに対し、短い全力疾走を挟みながら行う運動がこれに当たります。

素早く心拍数を引き上げて心肺の回復力を養うことができ、忙しい日常の中でも短時間で効率的な運動を行いたいときに適しています。

お腹の脂肪を落とす最適な方法

まず知っておきたいのは、特定の部位の脂肪だけを狙い撃ちして落とす「部分痩せ」は人体の仕組み上不可能である点です。しかし、食事制限や運動で全体のエネルギー収支をマイナスにすれば、お腹まわりを含む全身の脂肪が順番に落ちていきます。なお、内臓や内側を守るためにある程度の腹部脂肪が存在するのは自然で健康的な状態です。

1. 糖分の摂取を抑える

研究によると、甘い飲み物などによる過剰な糖分摂取はお腹まわりの脂肪蓄積を促す要因になり得ます。2 清涼飲料水や甘いコーヒー飲料、市販の果汁飲料を減らすことは、内臓脂肪の蓄積を防ぎ、1日の総摂取熱量を大きく削るのに有効です。

運動後の軽食やプロテインバーを選ぶ際も、栄養成分表示を確認し、余分な砂糖が多く含まれていないものを選びましょう。

2. 基本を地道に継続する

体脂肪率 落とし方として最も確実なのは、食事の原則と定期的な運動を愚直に続けることです。体重や見た目の変化が停滞した場合は、運動の重量や回数を見直したり、新しい種目を取り入れたりして体に新しい刺激を与えてみてください。

体脂肪を落とす際によくある失敗

  • 極端な食事制限:摂取熱量を極端に減らしすぎると、体脂肪だけでなく大切な筋肉まで分解されてしまいます。
  • 余分な糖分の摂りすぎ:無意識のうちに糖分を多く摂取していると、気づかないうちに食べ過ぎを招き、せっかくの熱量制限が無駄になります。
  • 非現実的な期待:健康的な脂肪 燃焼には相応の時間がかかります。短期間での劇的な効果をうたう流行の食事法は長続きせず、健康を損なう原因にもなります。

推奨される体脂肪率の目安

体脂肪率は、体重に占める脂肪の割合を表すものであり、健康管理の優れた指標となります。以下は米国運動協議会(ACE、アメリカのフィットネス専門団体)の指針に基づく分類です。

区分 女性 男性
必須脂肪 10–13% 2–5%
運動選手(アスリート) 14–20% 6–13%
健康維持(フィットネス) 21–24% 14–17%
標準範囲 25–31% 18–24%
肥満 32%以上 25%以上

体脂肪の測定方法

水中体重秤量法や空気置換法(BOD POD)といった最も精度の高い測定手法は、専門の研究機関や検査施設を必要とします。

家庭で手軽に進捗を記録するには、次のような方法が一般的です。

  • 生体電気インピーダンス法(BIA):体組成計や家庭用の計測器で用いられる方法です。体に微弱な電流を流し、その伝わる速度の違い(筋肉は脂肪より電気を通しやすい性質)を利用して数値を算出します。
  • 皮下脂肪厚測定(皮脂厚計):専用の測定器で特定の部位の皮下脂肪の厚みを挟んで測り、計算式に当てはめて体脂肪率を推定します。
  • メジャー採寸:

よくある質問

お腹の脂肪だけを部分痩せすることはできますか?

いいえ、特定の部位の脂肪だけを狙って落とすことは生理学的に不可能です。ただし、食事の管理と適切な運動で全体の熱量収支をマイナスにすれば、お腹まわりを含む全身の体脂肪が自然と減っていきます。

体脂肪を減らす際に、なぜたんぱく質が重要とされるのですか?

たんぱく質は満腹感を持続させて間食を防ぐだけでなく、熱量制限下において代謝を支える筋肉組織が分解されるのを防ぐ役割があるためです。

低強度運動(LISS)と高強度運動(HIIT)の違いは何ですか?

低強度のLISSは、無理のないペースで長時間運動を続け、脂肪が燃焼しやすい心拍数を維持する運動です。一方、高強度のHIITは、全力運動と短い休憩を繰り返し、短時間で心拍数を急上昇させて心肺持久力を養う運動です。

筋力運動は体脂肪を減らすのにどう役立ちますか?

筋力運動を行うことで筋肉量を維持・増大できます。筋肉は脂肪よりも多くのエネルギーを消費するため、筋肉量を保つことで安静時代謝率が底上げされ、何もしない時間帯の消費熱量が増加します。

家庭で体脂肪を測定する最も手軽な方法は何ですか?

家庭用の生体電気インピーダンス式体組成計、皮下脂肪測定器、または巻き尺を使ってウエストなどの胴回りを定期的に測る方法が手軽でおすすめです。

まとめ

効果的な体脂肪率 落とし方の要は、基本原則を崩さず規則正しい生活を続けることにあります。余分な糖分を控え、良質なたんぱく質と食物繊維に富んだ食事を心がけることで、無理のない熱量収支を作ることができます。さらに、筋肉を守る筋力運動と計画的な有酸素運動(低強度運動と高強度運動の併用)を組み合わせることが、健康的で引き締まった体型を維持するための最も確実な道筋です。

本記事は情報提供および知識向上を意図としたものであり、専門的な医療アドバイスを目的としたものではありません。ご自身の健康に何か懸念がある場合は、健康食品を摂取する前もしくは食習慣を変更する前に、専門医やかかりつけの医療機関にご相談ください。
Claire Muszalski
Claire Muszalski 登録栄養士

クレアは〈栄養と食事のアカデミー(Academy of Nutrition and Dietetics;元アメリカ栄養士会<>)〉の登録された栄養士であり、〈健康と強壮のための国際協会(International Consortium for Health and Wellness Coaching)〉で正式免許のヘルス&ウェルネス・コーチになっています。ピッツバーグ大学で、生物学の学士号、臨床栄養学・食品学の修士号を取得しました。 食べ物とフィットネスについて話し、書くことが、生きがいになっています。ほかの人たちが目標とする健康状態に到達するのを助けるため、自分の経験を活用するのが大好きだからです。 また、インドアサイクリングの有資格インストラクターでもあり、定期的なランニングとヨガの教室からもらえる精神的かつ肉体的なエネルギーをこよなく愛しています。健康のための活動をしていないときには、ピッツバーグのスポーツチームを応援しているか、キッチンで家族のために料理を作っています。 クレアについてさらに詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

    References

    1. Longland, T. M., Oikawa, S. Y., Mitchell, C. J., Devries, M. C., & Phillips, S. M. (2016). Higher compared with lower dietary protein during an energy deficit combined with intense exercise promotes greater lean mass gain and fat mass loss: a randomized trial. The American Journal of Clinical Nutrition, 103(3), 738–746.
    2. Stanhope, K. L., Schwarz, J. M., Keim, N. L., Griffen, S. C., Bremer, A. A., Graham, J. L., … & Havel, P. J. (2009). Consuming fructose-sweetened, not glucose-sweetened, beverages increases visceral adiposity and lipids and decreases insulin sensitivity in overweight/obese humans. The Journal of Clinical Investigation, 119(5), 1322–1334.
    3. Lee, J. J., Pedley, A., Hoffmann, U., Massaro, J. M., Levy, D., & Long, M. T. (2018). Visceral and intrahepatic fat are associated with cardiometabolic risk factors above other ectopic fat depots: the Framingham Heart Study. The American Journal of Medicine, 131(6), 684–692.
    4. Thompson, S. V., Hannon, B. A., An, R., & Holscher, H. D. (2017). Effects of isolated soluble fiber supplementation on body weight, glycemia, and insulinemia in adults with overweight and obesity: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. The American Journal of Clinical Nutrition, 106(6), 1514–1528.

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