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サプリメント

Lチロシンの基礎知識からサプリ摂取方法まで徹底解説!

Lチロシンとは何でしょうか。多くの人は聞いたことがないでしょう。そもそもLとは?チロシンとは?どういったものなのか?摂取するとどうのようなことが生じるのか?徹底的に解説していきます。

Lチロシンとは何か

まずチロシンとは、アミノ酸の一種です。アミノ酸とはご存知の通り、動物にとって重要な物質であり、アミノ酸なしには生命活動はできないといっても過言ではないでしょう。多くのアミノ酸は複数個繋がってタンパク質となります。もちろん私たちの体内でもアミノ酸からタンパク質が合成されますし、逆にたんぱく質が分解されることでアミノ酸が生成されます。Lとは立体構造の形を示しています。L以外にもDという構造も存在しますが、Dチロシンは特性が異なるためLチロシンと表記されています。ここで、LチロシンがDチロシンに変換されることはないのだろうかと心配される方がいるでしょう。しかし、この違いは人間でいう右腕と左腕が入れ替わるようなことなので自然界で変換される可能性は極めて低いのです。

Lチロシンの効果や効能

Lチロシンは意欲向上や集中力向上の効果を持ちます。つまり、トレーニングに対するやる気やトレーニング中における集中力の向上をもたらす効果があります。ではどうのような機序で効果を発揮するのでしょうか。Lチロシンは体内で単独で作用するわけではありません。Lチロシンはあくまでも前駆物質(原材料のようなもの)です。Lチロシンがドパミンやアドレナリン、ノルアドレナリンといった物質に変換されることで作用を生じます。

この中で特にLチロシンがLドパになり、Lドパが脳内でドパミンになる働きが重要です。ドパミンは脳内で意欲の向上、学習機能の向上などの働きを持ちます。つまり、私たちトレーニーはLチロシンを摂取することでトレーニング意欲の向上に繋がり、より集中してトレーニングに取り組めます。

Lチロシンの摂取方法とタイミングの目安

基本的な摂取方法

Lチロシンはアミノ酸であるため経口摂取が可能です。アミノ酸は体内での吸収時間が早いため、摂取から30〜45分で効果が生じるでしょう。また、効果持続時間は30分から1時間くらいとなっています。マイプロテインのL-チロシンサプリメントなど含有量100%の場合の1回あたりの摂取量は0.5〜3gですので低用量から効果を確認していださい。また、アミノ酸には耐性はありませんので基本的には摂取量を増やす必要はありません。しかし、Lチロシンは脳内でドパミンとして作用します。脳内でのドパミン作用はドパミンの数ではなく、割合に反応します。つまり、一定量摂取する場合、脳内のドパミンが少ない状態の方が顕著に作用が現れます。最後になりますが、体調が優れない日や、Lチロシンの効果が表れない日はトレーニングや仕事に不向きの日ですので、しっかりと休息を取りましょう。

より効果的な摂取方法

まず、自分のLチロシンによる作用が生じる最低量を探し、この量を標準量とします。次に、各日で一番Lチロシンの作用が欲しいタイミングを決め、その30〜45分前に経口摂取します。その際気をつけることは食物と一緒に摂取しないことです。胃の中に食物があると消化に時間を生じ、また胃の内容物によって消化にかかる時間が変わります。そのため、Lチロシンの効果が現れる時間をコントロールしにくくなります。せっかくLチロシンを使うのであれば効果が生じる時間をコントロールしましょう。

摂取にあたり注意すること

甲状腺機能亢進症や甲状腺癌など甲状腺の病気を持つ方や甲状腺の病気の可能性がある方は摂取を控えてください。甲状腺から放出される甲状腺ホルモンはチロシンを原材料とします。そのため、甲状腺ホルモンを過剰に産生してしまう甲状腺機能亢進症や、悪性の甲状腺ホルモンを産生してしまう甲状腺癌の方はチロシンの摂取を控えなければなりません。また、医師から直接サプリメントの摂取をやめるように言われている方も同様に摂取を控えてください。

Lチロシンの副作用と安全性

Lチロシンには直接的な致死作用はありません。しかし、Lチロシンの過剰摂取は脳内ドパミン過剰に繋がります。統合失調症は脳内のドパミン過剰によって生じるというドパミン仮説があります。この仮説は一概にドパミン過剰の場合、統合失調症になるという結論に至っているわけではありません。しかし、常に過剰量のLチロシンを摂取し続けると統合失調様作用が生じる可能性があります。そのため、過剰摂取には十分に気をつけましょう。

よくあるQ&A

Q1. Lチロシンが不足するとどうなるか?

Lチロシンは非必須アミノ酸であるため、不足しても問題はありません。通常の生活を行う上では全く問題がないでしょう。プラスパフォーマンスが欲しいシチュエーションの場合のみ摂取してください。

Q2. Lチロシンはドーピングになるのか?

Lチロシン単体はアミノ酸であるため、ドーピングではありません。そのため、100%Lチロシンのサプリメントを摂取する分にはドーピングにはなりません。

Q3. メラニンが合成されやすくなるのか?

チロシンはメラニンの原材料です。チロシンはドーパを経てメラニンへと変化します。しかし、Lチロシン特異的にLドパに変換され、脳内に移行します。そして脳内ではドパミンに変換させる作用が強いです。また、脳内でメラニンが合成されることは非常に少なく、それが全身に循環させることも非常に少ないです。つまり、メラニンが合成されやすくなることはわずかにありますが、生活を脅かすほどのものではありません。

Q4. Lチロシンがアドレナリンやノルアドレナリンになって作用するという文献がインターネット上にはあるが実際どうなのか?

Lチロシンの作用がアドレナリンやノルアドレナリンとして交感神経作用向上をきたすことはありません。LチロシンはほとんどがLドパに変換され、脳内に移行します。脳内でドパミンになって作用の役目を終えるとドパミンを回収する細胞が働き、分解されます。そのため、アドレナリンやノルアドレナリンとしての作用はほとんど生じません。

まとめ

Lチロシンは集中力を向上させる効果をもつアミノ酸です。効果を必要とする30〜45分前に適量摂取することで十分な効果が表れます。まずは少量から初めて効果を実感してください。


  • NEW薬理学(改定第6版)、南江堂出版、加藤隆一・田中千賀子著、2011年
  • イラスト薬理学(改定4版)、南江堂出版、野村隆英・石川直久著、2011年
  • シンプル生化学(改定第5版)、南江堂出版、林典夫・廣野治子著、2009年
  • 病気がみえるvol.3 糖尿病・代謝・内分泌(第4版)、メディックメディア出版、医療情報科学研究所編集、2017年
  • Effects of l-Tyrosine on working memory and inhibitory control are determined by DRD2 genotypes: A randomized controlled trial.
    Lorenza S. Colzato , Laura Steenbergen , Roberta Sellaro , Ann-Kathrin Stock , Larissa Arning , Christian Beste著、2016年

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Faye Reid

Faye Reid

作成者

Faye Reid has a Bachelor of Science in Sport and Exercise Physiology and a Master of Science in Exercise Physiology and Sports Nutrition. Faye has worked with numerous high-profile organisations, such as Men's Health, Sky Sports, Huddersfield Giants, Warrington Wolves, British Dressage and GB Rowing, providing her expert sports science support. Find out more about Faye's experience here: https://www.linkedin.com/in/faye-reid-8b619b122/. She puts her passion into practice as goal attack for her netball team, and in competitive event riding.